味はどう違う?カニの種類を徹底比較!プロが教える失敗しない四大蟹の選び方

味はどう違う?カニの種類を徹底比較!プロが教える失敗しない四大蟹の選び方の詳細について、最新情報を詳しくお届けします。

カニの流通現場において、一般消費者が最も混乱しやすいのが「本ズワイガニと紅ズワイガニの混同」や「タラバガニとアブラガニの判別」です。通販サイトやバイキングなどで価格差が生じる背景には、明確な理由が存在します。

紅ズワイガニと本ズワイガニの決定的な見分け方

紅ズワイガニズワイガニ見分け方として最も確実なポイントは「腹側の色」と「殻の硬さ」です。

  • 生の状態での体色:本ズワイガニは生息水深が200〜400m前後で背側が茶褐色、腹側は白〜クリーム色をしています。対して水深800〜2,000mの深海に棲む紅ズワイガニは、生の状態でも全体が鮮やかな紅色を帯びています。
  • 茹で上げ後の腹側:茹でるとどちらも赤くなりますが、本ズワイガニの腹部は白いまま残るのに対し、紅ズワイガニは腹側まで真っ赤に染まります。
  • 殻の弾力と水分量:紅ズワイガニは殻が薄く指で簡単に潰せるほど柔らかく、身の水分含有率が約85%と高いため、ジューシーである反面、時間が経つと身痩せしやすい性質があります。

紅ズワイガニ自体は非常に美味しいカニですが、本ズワイガニと偽って高額で販売されたり、安易に「ズワイガニ」と一括りに表記されているケースがあるため、腹側の色と価格帯を注視することが重要です。

タラバガニとアブラガニの誤認を防ぐポイント

かつて社会問題にもなったタラバガニとアブラガニの判別も知っておくべき知識です。アブラガニはタラバガニ属に属する近縁種で、味も良好ですが相場はタラバガニより2〜3割安価です。

見分ける決定打は「甲羅の中央(心域)にある突起の数」です。甲羅中央の盛り上がった部分にあるトゲがタラバガニは6個であるのに対し、アブラガニは4個しかありません。また、脚の裏側の斑点の有無などでも見分けられます。現在は適正な表示が義務付けられていますが、極端に安い「タラバ風」商品には注意を払う必要があります。

ブランド蟹一覧に見る品質保証の仕組み

日本近海で獲れる最高級の本ズワイガニには、産地と品質を証明するプラスチック製の認証タグが取り付けられます。これがブランド蟹一覧として知られる信頼の証です。

  • 越前ガニ(福井県):黄色タグ。皇室献上蟹としての歴史を誇る最高峰ブランド。
  • 松葉ガニ(山陰地方):京都・兵庫・鳥取で水揚げされるオス。青色(鳥取・境港など)や緑色(兵庫・津居山など)のタグが付く。
  • 間人ガニ(たいざがに・京都府):緑色タグ。小型船で日帰り操業するため圧倒的な鮮度を誇り、「幻のカニ」と称される。
  • 加能ガニ(石川県):水色タグ。石川県沖で獲れた身入りの良い高品質なオスのズワイガニ。
鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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