サンタクロースの国はフィンランド?公認会議の裏側と発祥の真相
制度的な公認とは別に、「サンタクロースが日常を過ごす場所」として圧倒的なブランド力を誇るのが、フィンランド(ラップランド地方)の都市ロヴァニエミにある「サンタクロース村」だ。
北極圏の境界線上に位置するこの施設は、年間を通じて本物のサンタクロースと対面できる特別な拠点として機能している。世界中から届く数十万通もの手紙に返信を出す郵便局や、トナカイ牧場、氷のホテルが立ち並び、地方都市の経済を支える国際観光産業の巨大な柱へと成長を遂げた。
第二次世界大戦で壊滅的な打撃を受けたロヴァニエミは、エレノア・ルーズベルト米大統領夫人の訪問を契機に観光復興へと舵を切った。雪と静寂しかなかった極北の地を「クリスマスの首都」としてリブランディングした手腕は、地域再生の世界的成功モデルとして観光ビジネスの観点からも高く評価されている。