躁鬱病を公表した有名人の現在と告白の真相【2026年最新版】
WHO(世界保健機関)の疫学データによると、世界で約6,000万人が双極性障害を抱えており、好発年齢は10代後半から20代前半とされています。しかし、一般社会では未だに「気分の波が激しい性格」「感情のコントロールが下手な人」という性格論と混同されがちです。
医学的に双極性障害は、脳内の神経伝達物質や神経回路の機能異常が関与する明らかな精神疾患です。疾患の分類としては、激しい躁状態が出現する「I型」と、本人や周囲が気づきにくい軽躁状態と重いうつ状態を繰り返す「II型」に分かれます。
特に危険視されるのは、躁状態からうつ状態へと急降下するクラッシュの瞬間です。躁状態のときには睡眠時間が2〜3時間でもエネルギーに満ちあふれ、誇大妄想や過度な浪費、実現不可能な事業計画に突っ走ってしまいます。しかし、脳のエネルギーが枯渇した途端に訪れるうつ状態では、ベッドから一歩も出られなくなり、自己否定感と死への誘惑に支配されます。精神医学の臨床統計では、双極性障害の患者の生涯自殺企図率は一般人口と比較して約15〜20倍に達するとされ、継続的な薬物療法(気分安定薬など)による再発防止が生命維持に直結します。