雪山で起きた戦慄の惨劇『ザ・ロッジ』衝撃の結末と隠された真実
本作の恐怖を決定づけているのは、主演を務めたライリー・キーオの圧巻の演技力だ。カルト教団の唯一の生き残りという重壮な過去を背負うヒロイン、グレイス役を見事に演じきった。
過去のトラウマに怯える脆弱な女性から、徐々に心の平穏を失い、恐怖と狂気の渦へと飲み込まれていくプロセスの描写は息をのむ。彼女の目線の揺らぎ、細かな呼吸の乱れ一つひとつが、観客の胃を絞り上げるような緊迫感を生み出している。サスペンスホラーの枠を超え、哀しみと狂気が同居する悲惨な人物像を生み出した彼女の怪演は、批評家筋から大絶賛を浴びた。