毎日夢を見るのは脳のSos?朝起きても疲れる原因と睡眠改善法

毎日夢を見るのは脳のSos?朝起きても疲れる原因と睡眠改善法とはどのようなものなのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

単なる生活リズムの乱れや一時的な疲れではなく、医療機関での検査が必要な毎日夢を見る病気の可能性も考慮しなければなりません。睡眠の分断や鮮明な夢を誘発する代表的な疾患には以下のようなものがあります。

第一に警戒すべきは睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。睡眠中に気道が塞がり無呼吸や低呼吸に陥ると、血中の酸素濃度が低下して脳が窒息の危機を察知します。このとき脳は命を守るために強制的な覚醒反応(マイクロアローザル)を起こし、レム睡眠を頻繁に寸断するため、窒息感や恐怖感を伴う鮮明な夢を毎日記憶する要因となります。

また、うつ病や適応障害などの気分障害の初期段階でも、睡眠構造の変容が確認されています。うつ状態では入眠直後からレム睡眠が出現する「レム潜時短縮」が見られ、深い睡眠が激減して生々しい夢を連続して見る傾向があります。その他、夢の中の行動に合わせて手足を激しく動かしたり叫んだりする「レム睡眠行動障害」や、日中に強烈な眠気が襲う「ナルコレプシー」なども専門医による鑑別が必要です。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。