地理の勉強法で丸暗記はNg!共通テスト9割を突破する最短ルート
地理の学習カリキュラムは大きく分けて「系統地理」と「地誌」の2大分野で構成されています。独学で伸び悩む受験生がつまずきやすいのが、「この2つの違いを理解せず、いきなり東南アジアやヨーロッパといった地誌の細かい知識に飛びついてしまう」という失敗パターンです。
2つの役割と正しい力関係は極めて明快です。
- 系統地理:自然地理(地形・気候・植生・土壌)と人文地理(農業・鉱工業・人口・都市・交通)の「根本原理・普遍的なルール」を学ぶ分野。数学で言えば「公式集」、物理で言えば「物理法則」に相当する。
- 地誌:系統地理で学んだルールを、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカなど「特定の地域や国に当てはめて検証する」分野。数学で言えば「応用問題の演習」に相当する。
したがって、学習順序は例外なく「系統地理」を徹底的に固めてから「地誌」に進むのが絶対鉄則です。系統地理のなかでも、最優先すべきは「気候区分」と「プレートテクトニクス(大地形)」の2大巨頭です。ケッペンの気候区分における植生の有無や降雨パターンのメカニズム、プレート境界で生じる造山帯の分布を完璧に理解していれば、地誌に入った際、各国の農業形態や鉱産資源の分布が「暗記するまでもなく理論的に推測できる状態」へと昇華されます。
東大合格者や難関大進学者の学習手記を分析しても、「自作のまとめノートを作って地名を綺麗に色分けする作業」に何十時間も費やした受験生ほど不合格になりやすく、市販の良質な講義系参考書を使って「ルールの理解と適用」を素早く頭の中でシミュレーションした受験生が短期間で突き抜けています。