小学生シャトルラン145回の衝撃―全国最高記録と子どもの限界に迫る
シャトルランの正式名称は「20メートルシャトルラン」です。1982年にカナダのレジェ博士らによって開発されました。
測定方法は明快です。20メートル間隔で引かれた2本の線の間を往復します。電子音が鳴るタイミングに合わせて走り、次の音が鳴るまでに反対側のラインに到達しなければなりません。音の間隔は徐々に短くなり、走るスピードも上がっていきます。ついていけなくなった時点で終了です。
日本では1999年度から文部科学省の新体力テストに採用されました。それまでの持久走に代わる全身持久力の指標として定着しています。小学校から高校まで、全国の児童生徒が毎年この測定に挑みます。
なぜシャトルランが選ばれたのか
従来の持久走測定には課題がありました。広いグラウンドが必要で、天候に左右されやすい。測定に時間がかかり、複数人同時の正確な計測が難しい。
シャトルランはこれらの問題を解決しました。体育館で実施でき、天候に関係なく測定可能です。CDやアプリの音源を使えば誰でも同じ条件で測定できます。短時間で複数人を測定でき、学校現場での実施効率が格段に向上しました。