ショパンワルツ2番の難易度は?ツェルニー何番レベルかプロが徹底解説!
ピアノ再開組や大人の独学者、あるいは発表会を控えた学生の演奏現場において、ショパンのワルツ第2番で特につまずきやすい現象を検証すると、共通する「落とし穴」が浮かび上がってきます。
大手Q&Aサイトやピアノ愛好家のコミュニティ、指導者のレポートで頻繁に指摘されるのが、「メトロノームに合わせられない」「速く弾こうとして左手が重くなる」という悩みです。ショパンの音楽はテンポ・ルバート(適度な揺らぎ)が許容されると誤解されがちですが、ショパン自身が弟子たちに遺した言葉の通り、「左手は厳格な指揮者のように正確な拍を刻み、右手だけがその上で自由に歌う」のが本来の原則です。
独学者が陥りやすい最大の失敗は、左手の拍が崩れていることに気づかず、右手の難しいパッセージで不自然にテンポを落としてしまうことです。結果として舞曲としての躍動感が消え、不格好な演奏になってしまいます。
また、ステージ本番の緊張下では、指先が冷えて鍵盤を滑らせてしまったり、フォルテシモで叩きつけるような硬い打鍵になって耳障りな金属音を響かせてしまったりするトラブルが後を絶ちません。これらのトラブルの根本原因はすべて、「腕の重みを指先に自然に乗せる脱力テクニック」が定着する前にスピードを上げてしまったことに起因しています。