ジジはなぜ話せなくなった?『魔女の宅急便』宮崎駿監督の意図と原作の真相
ジジが話せなくなったもう一つの大きな転機が、隣家に住む美しい白猫リリーとの出会いです。当初はリリーの気取った態度に反発していたジジでしたが、次第に彼女に惹かれ、キキと過ごす時間よりもリリーと一緒に過ごす時間を選ぶようになります。
ジジがキキから離れていったのは、ジジ自身にも「一匹のオス猫としての自我と人生」が芽生えたためです。エンドロールでは、ジジとリリーの間に可愛い子猫が複数誕生し、幸せな家庭を築いている様子が温かく描かれています。
さらに原作小説のその後の物語では、ジジとリリーは正式に結ばれ、なんと18匹もの子猫をもうけます。キキもまたトンボと結婚して双子の母となり、キキの子どもたちとジジの子どもたちが新たな交流を紡いでいくなど、映画の先にも幸せに満ちた未来が広がっています。