あおい輝彦はスリーファンキーズ?初代ジャニーズと水戸黄門の真相
単なる同時代性以上に、視聴者の脳裏へ強烈な混同を植え付けた決定打が存在します。それが、TBS系列で30年以上にわたり月曜夜8時の茶の間を独占したナショナル劇場『水戸黄門』における名コンビの存在です。
スリーファンキーズの結成メンバーであり、甘いマスクのトップボーカルとして人気を博した高橋元太郎は、グループ脱退後に俳優へ本格転向。同番組で昭和45年(1970年)の第2部から平成12年(2000年)の第28部まで、実に30年・通算860回以上にわたって演じ続けた当たり役が「うっかり八兵衛」でした。
一方のあおい輝彦も、ソロ歌手や名優としての地位を確立した後の昭和63年(1988年・第18部)より、杉良太郎、里見浩太朗の後を継いで3代目「佐々木助三郎(助さん)」役に抜擢されます。そこから平成12年の第28部勇退まで、およそ12年間にわたって八兵衛役の高橋元太郎と全国行脚の道中で軽妙な掛け合いを繰り広げました。
「元祖男性アイドルグループの出身者が、日本の看板時代劇で不動のレギュラーとして長年肩を並べていた」という事実は、視聴者にとってあまりに自然で強烈な光景でした。この画面内の阿吽の呼吸と親和性の高さこそが、後年「あおい輝彦と高橋元太郎は、もともと同じグループにいた仲間だったのではないか」という錯覚を定着させた核心的な背景なのです。