カールおじさんの本名と裏設定!西日本限定になった真相と現在

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2017年5月、株式会社明治が発表した「東日本エリアにおけるカールの販売終了」のニュースは、日本全国に大きな激震を走らせました。昭和を代表するメガブランドが、なぜ首都圏を含む東日本市場から撤退せざるを得なかったのか。その背景には、極めて合理的かつシビアな事業構造改革が存在しました。

最大の要因は、スナック菓子市場の急激な構造変化に伴う売上規模の縮小です。1990年代の最盛期には年間約190億円を記録していたカールの売上高は、ポテトチップス市場の拡大や新感覚スナックの台頭、さらには大人向けプレミアム菓子の普及により、2015〜2016年には約60億円規模へと激減。実にピーク時の3分の1以下まで落ち込んでいました。

スナック菓子は軽量でありながら容積(体積)が非常に大きいため、物流費が高騰する現代のサプライチェーンにおいて、利益率を圧迫する最大の要因となります。明治は採算性を抜本的に改善するため、全国5箇所にあった生産拠点を、子会社である「四国明治・松山工場(愛媛県松山市)」の1拠点へ集約することを決断しました。

輸送コストと配送リードタイムを冷徹に計算した結果、松山工場から効率的に供給可能なエリアとして、「福井県・岐阜県・三重県・滋賀県・京都府・奈良県・和歌山県以西の西日本」に販売網を絞り込む判断が下されたのです。同時に、ラインナップも全国的な売れ筋トップであった「チーズあじ」「うすあじ」の2品に厳選され、「カレーあじ」をはじめとする派生フレーバーは惜しまれつつ生産終了を迎えました。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。