山本耕史、50歳の節目に見せる「唯一無二の怪演」― 子役から半世紀、肉体美と芝居力で時代を射抜く男の矜持
山本が演じるキャラクターには、常にどこか得体の知れない余白が宿っている。大河ドラマ『新選組!』の土方歳三で見せた冷徹な美学から、『鎌倉殿の13人』の三浦義村が見せた喰えない食客ぶりまで、その振り幅は異次元だ。何を企んでいるか読めない瞳。ふとした瞬間に漏れ出る哀愁。監督や演出家の想定を軽々と超えていく予測不能なアプローチこそが、作品の制作者たちを魅了し続ける最大の理由だ。