当事者の会メンバー死亡の真相 遺族の無念と急がれる被害者救済
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」は、かつてジャニーズ事務所に所属していた元タレントらが中心となり、過去の被害を正当に告発し被害者救済を求める目的で発足した。創業者であるジャニー喜多川氏の性加害問題を闇から引きずり出し、長年沈黙を守ってきた芸能界やメディアの体質に大ナタを振るった功績は極めて大きい。
しかし、その活動の道のりは決して平坦ではなかった。代表を務めた平本淳也氏らをはじめ、メンバーたちは実名を晒して活動するリスクを一身に背負った。記者会見を重ね、国会や関係機関へ働きかける一方で、精神的苦痛は日増しに増大していった。会としての組織的運動が社会を動かした反面、個々のメンバーが抱える心の傷は癒やされるどころか深まり続けていたのだ。