中学生の逮捕なぜ相次ぐのか?少年法の実態と実名報道の基準を徹底解明

中学生の逮捕なぜ相次ぐのか?少年法の実態と実名報道の基準を徹底解明について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。

14歳以上の中学生が逮捕された場合、どのように手続きが進むのか。そのスケジュールは法律によって分刻みで定められており、成人の刑事手続きとは決定的に異なるルートをたどります。

警察は逮捕から48時間以内に身柄を検察庁へ送致します。検察庁はそこから24時間以内に、裁判官に対し勾留を請求するかどうかを判断します。中学生の場合、精神的な未熟さや学業への影響を考慮して大人よりも勾留が認められにくい傾向にありますが、重大事件や証拠隠滅の恐れがある悪質なケースでは勾留、あるいは「勾留に代わる観護措置」が下され、警察署の留置場や少年鑑別所に身柄が留め置かれます。

成人の事件であれば、検察官の判断で「起訴(裁判請求)」か「不起訴(釈放)」が決められます。しかし、少年の場合は「全件送致主義」が採用されており、事件内容の軽重にかかわらず、警察・検察の捜査が終わった事件はすべて家庭裁判所へ送られます。

家庭裁判所に事件が送致されると、裁判官の決定により少年鑑別所へ送られて観護措置がとられるのが一般的です。期間は通常4週間、最長で8週間に及びます。この期間中、鑑別所の専門職や家庭裁判所調査官が生徒の生い立ち、家族環境、心理テストの結果、学校での素行などを徹底的に調査し、「なぜ少年が非行に至ったのか」「更生の余地はどこにあるのか」を多角的に分析していきます。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。