バーベルカール重量の真実!腕が太くならない原因と新常識を暴く
では、適切な重量とは一体どれくらいなのか。客観的な指標を持たずにラックへ向かうのは、海図を持たずに航海へ出るようなものだ。自身の最大挙上重量、すなわち1RM(1回だけ持ち上げられる最大重量)と体重を掛け合わせた基準値を把握することが、停滞期打破の第一歩となる。
一般的な成人男性におけるバーベルカールの習熟度別ベンチマークは以下の通りだ。バー自体の重さを含めた総重量として算出してほしい。
・初心者(トレーニング歴1年未満):体重の約0.3〜0.4倍(体重70kgの場合:20〜28kg)
・中級者(トレーニング歴1〜3年):体重の約0.5〜0.6倍(体重70kgの場合:35〜42kg)
・上級者(トレーニング歴3年以上):体重の約0.7〜0.85倍以上(体重70kgの場合:50〜60kg以上)
筋肥大を目的とする場合、毎セット1RMに挑む必要はまったくない。真に太い腕を作るための作業重量は、厳格なフォームを維持できる「1RMの65〜75%(8〜12回で限界を迎える設定)」である。反動を使わずに肘を完全に固定し、トップポジションで1秒間の静止を作れる重量こそが、あなたの真の現在地だ。