佐野実の魂を継ぐ反町の名店星印!至高の一杯と行列の真相を解剖
多くのラーメン通が「どのメニューから頼むべきか」で頭を悩ませるほど、星印のラインナップは一品一品の完成度が極めて高い。基本となる清湯スープは、丸鶏や鶏ガラをベースに厳選された魚介節や乾物を重ね合わせた贅沢な構成。雑味を徹底的に排除した透明感あふれる仕上がりでありながら、奥底から湧き上がる力強い旨味の余韻が特徴だ。
看板の醤油ラーメン(醤油らぁ麺)は、数種類の厳選生醤油をブレンドしたカエシの香ばしさと、鶏油のまろやかなコクが舌の上で一体となる。一口啜るだけで、クラシカルな中華そばの面影を残しつつも現代最高峰のキレを感じさせる。対する塩ラーメン(塩らぁ麺)は、ミネラル分豊富な海塩のシャープさとホタテや昆布などの海の恵みが優しく広がり、出汁本来の旨味をダイレクトに堪能できる逸品だ。
さらに近年、熱狂的な支持を集めているのが季節の限定ラーメンである。特に夏季を中心に提供される「昆布水つけ麺」シリーズは、ガゴメ昆布などの濃厚な出汁に浸されたしなやかな細麺を、まずは塩だけで味わい、次いで淡麗なつけ汁へと潜らせる至極の構成。これを目当てに遠方から足を運ぶファンが後を絶たない。