トウモロコシは宇宙人の遺伝子操作?自生できない謎と都市伝説の真相
植物の生存戦略において最も重要なのは、種子を風や動物によって遠くへ散布することです。ところが、トウモロコシは硬く厚い苞(皮)に硬直した軸ごとびっしりと包まれており、成熟しても種子が地面にこぼれ落ちる構造になっていません。
人間が皮を剥いて一粒ずつ土に植えなければ、落ちた実から密集して芽が出て共倒れし、確実に死滅してしまいます。つまり、人類の介在を前提としてしか生き残れない植物なのです。この異様な生態が「誰かが意図して設計した人工植物ではないか」と囁かれる最大の根拠となっています。
さらに謎を深めたのが、祖先である野生草「テオシント」の存在です。テオシントは数ミリ程度の硬い実が5〜12粒ほどしかつかず、現代のトウモロコシのように数百粒が巨大な一本の軸に並ぶ姿とは似ても似つきません。植物学界でも長年、これほど極端な形態変化が自然交配だけで起こり得るのか激しい論争が繰り広げられてきました。