「たった1メートル」の致命的な誤解。なぜ1メートルの津波で人は一瞬にして流されるのか?

「たった1メートル」の致命的な誤解。なぜ1メートルの津波で人は一瞬にして流されるのか?の真相について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

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海水はただの水ではない。砂や泥、瓦礫、さらには自動車までを巻き込んだ「巨大な液体の塊」だ。水の密度は空気の約800倍。1立方メートル(縦・横・高さが1メートル)の水の重さは約1トンに達する。これが時速30キロメートル以上の速度で迫ってくるのだ。

膝から腰の高さまで水が達した時点で、人間にかかる圧力は数百キログラムに及ぶ。踏ん張ることなど不可能だ。流れの速い川に入ったことがある人なら、膝下の深さでも足をすくわれそうになった経験があるだろう。津波はその比ではない。海底から海面までのすべての海水が、一斉に陸地へと押し寄せるエネルギーを持っているからだ。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。