大網駅はなぜ不便と言われるのか?ホーム構造の謎と移住の真相に迫る
数字上のスペックだけでなく、日々の暮らしやすさは現場にどう現れているのか。駅周辺のフィールドワークと住民へのヒアリング取材を行いました。
「東京・日本橋のオフィスへ週2日出社していますが、残りの日は大網の自宅で完全リモートです。家賃は以前住んでいた都内ワンルームの半分以下で、広さは倍以上の2LDK。駅前の駐車場代も月5,000円程度なので、都心での窮屈な生活にはもう戻れません」(30代・IT企業勤務男性)
「外房線ホームから東金線への乗り換えは確かに最初は遠いと感じましたが、動線自体は一本道で迷う要素がありません。朝の乗り継ぎ時間さえ頭に入れておけば、日常生活で不便に感じることはほとんどないですね」(40代・沿線通勤女性)
地域社会の安心度を示す大網駅周辺の住みやすさと治安については、住民の満足度が非常に高い傾向にあります。パチンコ店や深夜営業の飲食店が密集する歓楽街がなく、駅周辺は閑静な住宅地と商業施設が調和しています。千葉県警察が公開する犯罪統計データを見ても、粗暴犯や侵入窃盗の発生件数は県内でも低い水準を保っており、夜間に女性や子どもが一人で歩く際も基本的な警戒を怠らなければ危険を感じる場面は極めて少ないと言えます。
生活インフラの面では、駅直結・駅近にスーパーやドラッグストアが揃っているほか、少し車を走らせれば「アクロスプラザ大網白里」などの大型ショッピングモールへ容易にアクセスできます。また、休日の憩いの場となる大網駅周辺のランチやカフェ事情も活況です。地元房総の新鮮な野菜を使ったオーガニックカフェや、古民家をリノベーションした隠れ家レストラン、九十九里の海の幸を堪能できる海鮮処などが点在し、スローライフを満喫する移住者のコミュニティ拠点となっています。