小野ヤスシの死因とドリフ脱退の真相|盟友・加藤茶との絆と伝説
ドリフターズ分裂時、小野ヤスシといかりや長介の間には決定的な対立があったものの、加藤茶と小野ヤスシの個人的な絆が切れることは生涯ありませんでした。
当時、加藤はいかりや側に残る決断を下しましたが、小野は加藤の才能を誰よりも評価しており、グループを分かっても「戦友」としての親交を続けました。巡業時代の貧しい下積み時代、1つの部屋で鍋を囲み、将来の夢を語り合った思い出は2人にとってかけがえのない青春の記憶でした。
2012年7月に行われた小野ヤスシの葬儀・告別式において、加藤茶が読み上げた弔辞は参列者のみならず日本中の涙を誘いました。
「ヤスシ、早すぎるよ……。俺の大事な友達がみんな逝っちゃうじゃないか」
声を詰まらせ、涙を流しながら語りかけた加藤の言葉には、いかりや長介、ジャイアント吉田らに先立たれ、唯一無二の理解者であった小野をも失った痛切な喪失感が溢れていました。利害関係を超え、互いの才能を認め合った2人の友情は、打算的な人間関係が蔓延しがちな芸能界において奇跡のような純度を保ち続けたのです。