国立駿河療養所の現在とは?歴史や入所者数・見学の真実を徹底解説
静岡県御殿場市に位置する国立駿河療養所の現在を語る上で、最も切実な指標となるのが入所者数の推移と平均年齢です。厚生労働省が公表している療養所現況資料によると、全国の国立ハンセン病療養所における入所者は全体で数百人規模にまで減少し、平均年齢は88歳を超えています。
国立駿河療養所においてもその傾向は顕著であり、2026年時点の入所者数は5名前後と極めて少人数になっています。かつて数百名が暮らしていた広大な敷地(約36万平方メートル)には静謐な空気が漂い、入所者の多くが90歳前後の超高齢に達しています。現在の療養所の機能は、治癒したハンセン病の治療ではなく、後遺症の管理、認知症ケア、そして日々の手厚い身体介護を中心とした「全人的な終の棲家」としての役割へと完全に移行しています。
厚生労働省所管施設としての手厚い医療・看護体制は今なお堅持されており、医師や看護師、介護員(厚生労働技官)が入所者一人ひとりの人生に寄り添うケアを24時間体制で継続しています。国立駿河療養所採用情報においても、国家公務員としての看護師や介護職員の募集が定期的に行われており、高齢化した回復者の尊厳を最後まで守り抜くための専門人材が現場を支えています。