「火垂るの墓」実写版の真実!ドラマ・映画の違いや配信の謎を徹底追跡
野坂昭如の直木賞受賞小説を原作とする『火垂るの墓』は、高畑勲監督によるアニメ映画(1988年)のイメージが強烈ですが、実写映像化作品も極めて高い完成度を誇ります。
1作目は、終戦60年特別ドラマとして2005年11月に日本テレビ系列で放映されたテレビドラマ版『火垂るの墓-ほたるのはか-』です。視聴率21.2%を記録した本作は、清太と節子を引き取る親戚の叔母・澤野久子の視点を主軸に据え、戦争が市井の人々をいかに追い詰めていくかを浮き彫りにしました。
2作目は、2008年7月に劇場公開された日向寺太郎監督による映画版『火垂るの墓』です。こちらはドラマ版の大胆な再解釈とは対照的に、原作小説の持つ土着的な空気感と無常観を愚直なまでにフィルムへ焼き付けた、硬派な文芸作品として映画ファンから高い支持を得ています。