名曲『最後の雨』歌詞の真相と歴代カバー比較!中西保志の現在
名曲『最後の雨』の発売日は1992年8月10日。中西保志の2枚目のシングルとして世に送り出されました。当初から爆発的なチャートアクションを見せたわけではなく、有線リクエストやラジオのオンエアを通じてじわじわと口コミが広がり、最終的にはオリコンチャートのロングセラーを記録。日本レコード協会からゴールドディスク認定を受けるなど、彼の代表作となりました。
この楽曲を語る上で欠かせないのが、当代屈指のクリエイター陣の存在です。作曲を手掛けた都志見隆は、郷ひろみの『言えないよ』やSMAP、中森明菜など数多くのヒット曲を生み出してきたメロディメーカー。哀愁を帯びたマイナーコードからサビで劇的に感情を高ぶらせるドラマティックな展開は、日本人の琴線にダイレクトに響く計算が尽くされています。
一方、作詞を担当した夏目純は、単なる別れの悲壮感にとどまらず、男の身勝手さ、未練、狂おしい執着といった「綺麗事ではない人間の生々しい本音」を鮮やかに言語化しました。この2人の卓越した職人技と、中西保志の魂を揺さぶるソウルフルな歌唱が融合したことで、奇跡的なマスターピースが完成したのです。