名店を継ぐ平塚の二代目が挑む至高の一杯!秘伝スープと進化の全貌
スープの進化に呼応するように、麺にも妥協のない変革が加えられた。店の奥にある製麺室で毎朝打ち上げられる自家製麺は、国産小麦数種類を独自の比率でブレンドしたものだ。
以前は外注の定番麺を使用していたが、スープの濃度と粘性が進化するにつれ、麺が負けてしまうジレンマを抱えていたという。「スープをただ運ぶだけでなく、小麦の甘みでスープの塩味を受け止める麺が必要だった」と店主は語る。加水率を日々の湿度に合わせて1パーセント単位で微調整し、切り刃の番手や断面の形状にもミリ単位のこだわりを注入。力強いコシと滑らかな喉越しを両立させたストレート太麺は、濃厚なスープをしっかりと絡め取りながら、噛むほどに芳醇な小麦の薫りを口いっぱいに広げる。