レバ刺しで当たる確率は何%か。食中毒の潜伏期間と緊急対処法

レバ刺しで当たる確率は何%か。食中毒の潜伏期間と緊急対処法にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

レバ刺しによる健康被害は、激しい下痢や嘔吐だけで終わらない。国立感染症研究所の報告でも強く警告されているのが、感染症の後に引き起こされる重篤な後遺症だ。

カンピロバクターに感染した患者の数百人から数千人に1人の割合で、感染から数週間後にギラン・バレー症候群を発症する。自己免疫システムが暴走し、自らの末梢神経を攻撃してしまう難病だ。手足の先から感覚が失われ、やがて全身の筋力低下、歩行困難へと進行する。最悪の場合、呼吸筋が麻痺して人工呼吸器の装着を余儀なくされ、長期にわたる後遺障害や生命の危機に直面する。

また、豚や野生鳥獣の生レバーに高確率で潜むE型肝炎ウイルスも見過ごせない。潜伏期間は平均6週間。倦怠感や黄疸、肝機能の急激な悪化をもたらし、劇症肝炎に移行すれば死に至ることもある。とりわけ妊婦や基礎疾患を持つ高齢者が感染した場合、致死率は跳ね上がる。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

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