松田聖子と浜崎あゆみの真実|二大歌姫の不仲説と共演秘話を追う
ふたりが打ち立てた音楽的記録は、日本のエンタメ史における記念碑的な数字ばかりです。それぞれの全盛期におけるセールスパワーを比較すると、時代のビジネス構造の違いとともに、ふたりがいかに突出した存在であったかが浮き彫りになります。
松田聖子は1980年のデビュー以降、3枚目のシングル『風は秋色』から『旅立ちはフリージア』まで24曲連続シングル1位という前人未到の記録を達成しました。アナログレコードが主流だった80年代において、総売上枚数のみならず、リリースする楽曲すべてがオリコンチャートの頂点に立つという現象は、まさに社会現象そのものでした。
対する浜崎あゆみは、CDバブルの頂点から音楽配信へと移り変わる激動期に君臨しました。女性ソロアーティストとして歴代シングル総売上2,000万枚突破を達成し、オリコンシングル首位獲得数でも長年にわたり女性アーティスト歴代トップを走り続けました。さらに、日本レコード大賞の3年連続受賞という史上初の快挙も成し遂げています。
メディアのフォーマットはレコードからCD、そしてストリーミングへと変遷しましたが、両者が残した売上データは、後続のアーティストたちが容易に超えられない巨大な壁として今なお君臨しています。