玉光堂新札幌店は現在どうなった?閉店・移転の真相と跡地の今
長年愛された玉光堂新札幌店の閉店理由には、複数の要因が複合的に絡み合っています。
最大の要因は、音楽・映像市場における急激なデジタルシフトです。2010年代半ば以降、音楽ストリーミングサービス(サブスクリプション)や動画配信プラットフォームの普及が加速し、フィジカルメディア(CDやDVD)の購買行動が劇的に変化しました。全国的に独立系・チェーン系のCDショップが店舗規模の適正化を迫られるなか、郊外型・駅ビル型店舗の採算ラインも見直しが進められました。
もう一つの要因として挙げられるのが、新札幌副都心全体の商業施設リニューアル戦略です。サンピアザやデュオ、カテプリなどを運営する札幌副都心開発公社によるフロアリニューアルやテナント再編の波のなかで、玉光堂は惜しまれつつも撤退を選択することとなりました。これは玉光堂単体の経営判断というだけでなく、パッケージメディアを巡る時代の変遷が色濃く反映された結果といえます。