元箱根走者・和田正人の現在地!俳優転身の深層と吉木りさとの家族像
和田正人のバイオグラフィを語る上で欠かせないのが、高知・宇佐高校から日本大学文理学部体育学科へと進んだエリートランナー時代です。伝統校である日本大学陸上競技部で頭角を現し、第76回(2000年)および第78回(2002年)の箱根駅伝に出場。過酷を極める復路のエース区間・9区を力走し、主将として名門チームを牽引しました。
大学卒業後は実業団の名門・NECへと進み、ニューイヤー駅伝やオリンピック出場を目指して競技生活を継続します。しかし、入社わずか2年目となる2003年、突如として男子陸上部の廃部が決定。長年注ぎ込んできた情熱と生活の基盤が一瞬にして崩壊するという、人生最大の悲劇に見舞われます。
「明日から走る場所がない」という現実に直面した和田は、他チームへの移籍を模索する道もありながら、自らのアイデンティティと向き合うことになります。当時の心境について、過去の手記やインタビューでは「陸上を失った自分に何が残るのか。ゼロから新しい世界で勝負したい」という強い葛藤と渇望があったことが明かされています。
退路を断った和田は、2004年に開催された第1回「D-BOYSオーディション」に応募。特別賞を受賞したことを契機に、24歳という遅咲きのスタートで芸能界へ足を踏み入れました。ミュージカル『テニスの王子様』などを経て下積みを重ね、演技の基礎を徹底的に叩き込んだことが、今日の盤石なキャリアの礎となっています。