東京の概念を変える「立川」の地殻変動—再開発とアートが交差する北口エリア、2026年の最前線
商業施設やオフィスビルが立ち並ぶ街区を歩いていて、ふと足元や建物の壁面に目をやると、奇妙で美しい立体物に遭遇する。1994年の街開きとともに生まれたパブリックアート群「ファーレ立川」だ。世界36カ国・92人のアーティストによって制作された109点もの作品が、街の機能の一部として自然に組み込まれている。
30年以上が経過した今も、これらの作品は古びるどころか、街の経年変化とともに独特の味わいを深めている。週末になるとスマートフォンを手にアートガイドアプリをかざしながら巡る若者グループや、海外からの建築・デザイン関係者の姿も珍しくない。都市開発とアートの融合において、立川は世界的な成功事例として今なお評価を高め続けている。