Radwimps「五月の蝿」が2026年の今再びバイラルする理由――「最凶のラブソング」が持つ狂気と、現代社会が求める“剥き出しの感情”
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この曲を語る上で避けて通れないのが、あまりにも凄惨でグロテスクな言葉選びだ。「君の心臓に這いよる虫」「這い出た腸(はらわた)」といった、およそラブソングには似つかわしくない単語がこれでもかと並び立てられる。しかし、これを単なるホラーや悪趣味な悪口と捉えるのは早計だ。
ここにあるのは、裏切られたことへの底知れぬ絶望と、それでもなお相手を求めずにはいられない歪んだ愛着である。死んでほしいほど憎いのに、自分の手でその命を弄びたいという独占欲。これほどまでに激しい感情の吐露は、生半可な関係性では生まれ得ない。極限状態の「好き」が反転した結果としての憎悪が、これらのフレーズに結晶化している。