セフトリアキソン略語はCtrxかCroか|カルテ記載の落とし穴と真相

今注目を集めている セフトリアキソン略語はCtrxかCroか|カルテ記載の落とし穴と真相について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

臨床においてセフトリアキソンが重用される理由と、カルテ記載時に識別すべき類似薬との差異を理解するため、主要な注射用セフェム系抗菌薬の特徴を整理しました。

抗菌薬一般名国内公式略号 / 国際略称排泄経路と腎機能低下時の投与設計緑膿菌への活性主な特徴と注意点セフトリアキソン
(第3世代セフェム)CTRX
(国際:CRO)腎約60%・胆汁約40%(デュアルルート)
軽度〜中等度腎障害では原則減量不要なし(無効)1日1回投与可能。中枢移行性良好。カルシウム製剤との配合変化・新生児併用は禁忌。セフォタキシム
(第3世代セフェム)CTX
(国際:CTX)主として腎排泄
CCr低下に応じて投与間隔延長・減量必須なし(無効)1日2〜4回投与。新生児の高ビリルビン血症リスクが低く、新生児領域の第1選択肢。セフタジジム
(第3世代セフェム)CAZ
(国際:CAZ)主として腎排泄(80%以上)
腎機能に応じた厳密な減量設計が必要あり(有効)グラム陰性桿菌・緑膿菌に特化。グラム陽性球菌(ブドウ球菌等)への活性は極めて弱い。セフェピム
(第4世代セフェム)CFPM
(国際:FEP)主として腎排泄(約85%)
過量投与でセフェピム脳症のリスクありあり(有効)広域スペクトラム(AmpC過剰産生菌にも安定)。発熱性好中球減少症(FN)の第1選択。
渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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