表参道の旗艦店と古着屋を行き交う人々へ:なぜ今、ラルフ ローレンとポロの「格差」がこれほど問われるのか【2026年最新版】
店頭やオンラインで迷ったとき、どこを見るべきか。直感やデザインだけに頼らず、服の「出自」を客観的に見極めるチェックポイントは極めてシンプルだ。
まずは原産国の表記。パープルレーベルの多くは「Made in Italy」、あるいは英国製やスイス製だ。一方で、現行のポロ ラルフ ローレンはベトナム、中国、カンボジア、フィリピンなどのアジア諸国が中心となる。これだけで仕立ての思想が一目瞭然となる。
次にパーツの素材感。プラスチック製のボタンか、それとも天然の白蝶貝や重厚な本水牛ボタンか。ジャケットの内側をめくったとき、毛芯(キャンバス)を据えて手作業でハ刺しが施されているか、接着芯で手早く固められているか。細部のディテールに目を凝らせば、10倍の価格差が単なるネームバリューの代金ではなく、熟練職人の労働時間への正当な対価であることが理解できるはずだ。