新生児のゲップの出し方|助産師直伝!出ない時の対処法も完全解説

新生児のゲップの出し方|助産師直伝!出ない時の対処法も完全解説に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

一生懸命背中をトントンしても出ない場合、保護者は「やり方が間違っているのではないか」と焦りがちです。しかし、新生児の吐き戻しやゲップが出ない理由には、赤ちゃんの未熟な解剖学的特徴が深く関わっています。

大人の胃は入り口(噴門部)と出口(幽門部)がしっかり締まり、胃自体も「そら豆」のような湾曲した形状をしています。対して新生児の胃は、筋肉が未発達で「とっくり(円筒状)」のようなまっすぐな形状をしており、噴門部の括約筋も非常に緩い状態です。そのため、空気だけを器用に押し出す弁のコントロールが難しく、空気と一緒にミルクが簡単に逆流(溢乳)してしまいます。

授乳後や就寝中に赤ちゃんがゲップを出せず苦しそうに唸る原因は、胃や腸内に溜まったガスが未発達な消化管を圧迫し、腹圧が高まっているからです。手足をバタバタさせたり顔を真っ赤にして力んだりする動作は、溜まった空気を自力で体外へ押し出そうとする生理的な反応です。また、飲むスピードが速すぎて胃が急激に膨張した際にも同様の不快感が生じます。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。