赤ちゃんの片足が動かない?股関節脱臼を疑う足の動きと早期チェック

赤ちゃんの片足が動かない?股関節脱臼を疑う足の動きと早期チェックについての真相をご紹介します。

足の動かし方と同時に確認したいのが、下肢の形態的な左右差です。よく知られている指標に太もものしわ左右非対称がありますが、これには正しい見方があります。太ももの内側や裏側、お尻の下にある皮膚の溝(しわ)の深さや本数が、左右で食い違っていないかを確認します。脱臼している側の足は大腿骨が上方向へわずかにずり上がるため、周囲の皮膚が余ってしわが深く、本数が増える傾向があるためです。

さらに見逃せないのが赤ちゃん足の長さ左右差です。平らな床の上に赤ちゃんを仰向けに寝かせ、両膝を直角に立てて揃えたとき、左右の膝の高さに明確な段差ができる現象(ガレアッチ徴候)は、小児整形外科の臨床でも極めて信頼度の高い指標とされています。

観察項目正常な赤ちゃんの状態発育性股関節形成不全(脱臼疑い)臨床的判断のポイント足のキック運動両足を交互、または同時に勢いよく曲げ伸ばしする片足ばかり動かし、もう片方は床に置いたままあまり動かない数日連続で観察し、常に同じ側の足の動きが乏しければ受診を推奨股関節の開き(開排)力を抜いている時に両膝が自然に外側へ約70〜80度倒れる片側だけが途中でつっかえ、床との距離に明らかな左右差がある抵抗があるのに無理やり押し広げる行為は関節を痛めるため厳禁膝の高さ(脚長差)両膝を揃えて直角に立てた際、左右の膝頭の高さが水平に揃う脱臼している側の膝頭が、健常側に比べて低く沈んで見えるガレアッチ徴候と呼ばれる。脱臼による短縮を視覚的に捉えやすい太もも・お尻のしわ左右ほぼ同位置に均等、もしくは皮下脂肪の付き方に応じた軽微な差片側だけしわが深く刻まれ、本数が多く、鼠径部の切れ込みが深いしわの差単独では正常児でも約20〜30%に見られるため総合評価が必要
中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。