カトリック教会とプロテスタントの違いとは?神父の掟やミサ作法まで徹底解説
日本とカトリックの関わりは、1549年のフランシスコ・ザビエル来日に端を発します。戦国時代から安土桃山時代にかけて急速に信徒(キリシタン)を増やしたものの、江戸幕府による徹底した禁教令と激しい弾圧の時代へと突入しました。250年以上の過酷な潜伏期間を経て、幕末の1865年に長崎の大浦天主堂で起きた「信徒発見」は、世界宗教史における奇跡として今なお語り継がれています。
明治以降の信教の自由の確立とともに全国へと再興されたカトリック教会建築の中でも、屈指のランドマークとして国内外から高い評価を集めるのが、東京都文京区に鎮座する東京カテドラル聖マリア大聖堂(カトリック関口教会)です。
世界的建築家・丹下健三が設計を手がけ、1964年に竣工したこの大聖堂は、上空から見ると巨大な十字架を象る8枚の双曲放物面(HPシェル)コンクリート壁で構成されています。外観の無機質で近代的なステンレススチールの輝きとは対照的に、一歩内部へ足を踏み入れると、荒削りの打ち放しコンクリート壁が天高くそびえ立ち、トップライトから差し込む神秘的な光が荘厳な祈りの空間を演出します。優れた音響効果を誇るパイプオルガンの音色とともに、日本が誇る宗教建築の最高峰として、信徒のみならず多くの建築ファンを魅了し続けています。