灯油をこぼしたら水拭きNg!完全消臭の裏ワザと正しい応急処置
灯油の流出事故が起きた現場で、最も避けるべき初動ミスが「水拭き」です。水と油は反発し合うため、水を含んだ雑巾やモップで拭くと、灯油の油膜が周囲へ一気に広がり、床材の隙間や絨毯の奥深くまで浸透して被害面積を拡大させてしまいます。
また、粉末や液体を吸い込もうとして家庭用掃除機を使う行為は火災リスクに直結する極めて危険な行為です。掃除機のモーター内部で発生する微細な火花(スパーク)が、吸い込んだ灯油の可燃性ガスに引火し、爆発的な火災を引き起こす恐れがあります。ドライヤーや温風ヒーターを当てて急速乾燥させようとする行為も、揮発ガス濃度を高めて引火の危険性を跳ね上げるため厳禁です。
初動で最優先すべきは「火気厳禁の徹底」と「換気」です。周囲の暖房器具やタバコなどの火種を即座に消し、窓を2箇所以上開けて空気の通り道を作った上で、乾いた布や新聞紙で上から押さえ込むように油分を吸い取ることが鉄則となります。