2026年、備後の中核都市が魅せる「夜の顔」——広島県福山市のナイトライフ革命と進化する夜間経済のいま
駅前の洗練から一歩足を踏み入れ、松浜町や入船町エリアへ向かうと、そこには福山ならではの重厚なナイトシーンが広がっている。昭和の面影を残す小さなスナックが立ち並ぶ路地裏には、長年地元客に愛されてきた名物ママの店が暖簾を掲げる。
面白いのは、そうした老舗の隣に、20代〜30代の若手オーナーが手掛けるシーシャカフェや、インディーズ音楽が流れるミクソロジーバーが自然な形で溶け込んでいる点だ。新旧が混ざり合うカオスな熱気。デジタル疲れを起こした世代が「リアルな人の温もり」を求めてこのエリアに流れ着く光景は、現在の福山を象徴する出来事と言える。