Excel標準偏差の求め方完全解説!Stdev. PとSの違いや偏差値算出まで
Q1:社内アンケートを集計する場合、STDEV.PとSTDEV.Sのどちらを使うべきですか?
A1:全社員を対象にした強制回答アンケートで回収率が100%に近い場合は「STDEV.P」を用います。一方、任意回答のアンケートや一部の部署・顧客を抽出したサンプリング調査の場合は、母集団の傾向を推測するため「STDEV.S」を使用するのが統計学的に適切です。
Q2:古いExcelで作成された「STDEV」関数は修正すべきですか?
A2:急ぎで修正する必要はありませんが、順次「STDEV.S」へ置換することをおすすめします。「STDEV」は内部的に「STDEV.S」と全く同一の計算(分母がN-1)を行っていますが、関数の意図を共同作業者へ明確に伝え、数式の可読性とメンテナンス性を向上させるために「.S」への統一が推奨されます。
Q3:Excelで偏差値を計算したところ、70を超えたりマイナスになったりしましたがエラーですか?
A3:数式エラーではありません。偏差値は「50」が平均であり、理論上0から100の間に収まることが多いですが、点数の分布が極端に偏っている場合(ほとんどの人が0点の中で1人だけ100点を取った場合など)は偏差値が100を超えたりマイナスになったりすることが数学的に起こり得ます。
Q4:データの中に「欠損値(空欄)」や「文字」が含まれている場合、計算はどうなりますか?
A4:標準の「STDEV.P」および「STDEV.S」関数は、セル内の文字列や空白セル、論理値を自動的に無視して計算します。ただし、数式エラー(#VALUE!や#DIV/0!など)が含まれていると関数全体がエラーを返すため、必要に応じて「AGGREGATE」関数や「IFERROR」関数でエラーを除外する前処理を行ってください。