アニメ『亜人』豪華声優陣を徹底解剖!宮野真守ら名優の裏話と魅力
『亜人』という作品の評価を決定づけた最大の功労者の一人が、宿敵・佐藤を演じた大塚芳忠である。元特殊部隊員であり、死なない肉体を利用して国家に対する凄惨なテロを仕掛ける佐藤。この大悪党を、大塚は時に楽しげに、時に恐ろしいほどの静けさをもって演じ切った。
「やあ」と軽やかに微笑みながら大量無差別テロを敢行する狂気。大塚芳忠の渋く穏やかなボイスが重なることで、佐藤の持つ常軌を逸したサイコパス性がより鮮明に浮き彫りとなる。激情に任せて叫ぶ悪役ではなく、ゲームを楽しむかのように冷酷な計算を重ねる姿は、視聴者に底知れぬ恐怖を植え付けた。
声優業界の重鎮が見せたこの「静かなる怪演」は、アニメにおける悪役像の新たな金字塔として評価されており、長年第一線で活躍する大塚のキャリアの中でも屈指の名演として名高い。