アドベンチャータイムの怪異!ペンギン・ガンターの恐るべき正体と伏線
ガンターの魅力を語る上で外せないのが、その独特な声の演技です。原語版でガンターの「ウェンク」という鳴き声を担当しているのは、アイスキング役や『スポンジ・ボブ』の主役でも知られる名声優トム・ケニー(Tom Kenny)です。
言葉を一切話さず、抑揚と息遣いだけで傲慢さ、無邪気さ、底知れぬ狂気を表現し分けるトム・ケニーの妙技は、アニメーション史に残る怪演と評されています。日本語吹き替え版においても、原語版の持つ不気味かつコミカルな音像が見事に再現され、キャラクターの怪奇性を際立たせました。
『アドベンチャー・タイム』のキャラクター一覧を見渡しても、これほど極端なギャップ(無害なペンギン ⇔ 宇宙を滅亡させる怪獣 ⇔ 新時代の氷の王)を背負った存在は他に類を見ません。単なるギャグキャラを壮大なサーガの特異点へと昇華させるストーリーテリングこそ、本作が世界中で名作と崇められる所以です。