みずがめ座デルタ南流星群の極大ピーク時間と夜空の観測テクニック
この流星群のルーツを辿ると、天文学的な興味深い事実にたどり着く。流星の母天体とされるのは「96P/マックホルツ彗星」だ。1986年にアメリカのアマチュア天文学者ドナルド・マックホルツ氏によって発見されたこの短周期彗星は、太陽に異常なほど接近する特異な軌道を持つことで知られる。
NASAによる追跡調査や各種天文学研究によれば、この彗星が放出した塵の微粒子群が地球の大気圏に突入する際、超高速で発光する現象こそが流星の正体だ。南の空高く昇るみずがめ座の放射点から放たれる微かな光の粒子は、数千年の時を超えて地球へ届く宇宙からの便りとも言える。