タンポンは何時間使える?8時間放置の危険性と正しい交換頻度の真相
「取り出そうとしたら紐が見当たらない」「力んでも出てこない」という状況に直面すると、誰しもパニックに陥ります。しかし、パニックによって骨盤底筋が硬直すると、膣口が強く締まり、ますます抜けなくなってしまいます。まずは深呼吸をして、以下のステップを冷静に実行してください。
解剖学上、膣の奥は子宮頸部で固く閉ざされており、タンポンがお腹の中や身体の深部へ消えてしまうことは構造上絶対にありません。必ず膣の中に留まっています。
自宅で安全に取り出す手順は次の通りです:
- ステップ1:石鹸で手を念入りに洗い、爪を清潔にする。
- ステップ2:和式トイレを使うような「深めのしゃがみ姿勢」をとるか、洋式便座に座って前かがみになる。
- ステップ3:お産のように下腹部にゆっくりと力を入れ(いきみ)、筋肉の収縮でタンポンを膣口近くへ押し下げる。
- ステップ4:人差し指と中指をゆっくりと膣内に挿入し、紐の根元かタンポン本体の端を挟んで引き出す。
もし指を第一関節以上入れても届かない場合や、紐がちぎれてしまった場合は、絶対にピンセットや毛抜きなどの硬い異物を膣内に入れてはいけません。膣壁を激しく傷つけ、大出血や重い細菌感染を招きます。自力での救出を諦め、速やかに産婦人科を受診してください。婦人科の診療台であれば、医師がクスコ(膣鏡)を用いて数十秒で安全に摘出できます。受診を恥ずかしがる必要はまったくありません。
また、8時間以上の放置に気づいて取り出した後、「38度以上の突然の高熱」「激しい悪寒」「嘔吐や下痢」「全身の倦怠感」「手のひらや足の裏の赤み(日焼けのような発疹)」といった症状が1つでも現れた場合は、即座に救急外来を受診してください。その際、医師に「生理中でタンポンを長時間使用していた」事実を明確に申告することが、一刻を争うTSSの救命において極めて重要です。