影武者説と秘密兵器の噂を追え!プーチンの虚像と国際政治の暗闘
最高権力者の素顔に迫ろうとした試みは、大手マスメディアや映画界でも繰り返されてきた。ハリウッドの巨匠オリバー・ストーン監督が手掛けた長編ドキュメンタリー映画『プーチン・インタビュー』は、その最たる例と言える。数年間にわたり数十時間に及ぶ直接取材を敢行したストーンは、冷徹な独裁者というステレオタイプとは異なる、雄弁で計算高い人物像をカメラに収めた。
だが、このドキュメンタリー放送後も疑惑の目が完全に晴れることはなかった。メディアのインタビューに応じる姿そのものが徹底的に計算された演技であり、見せたい自分を演じる高度なパフォーマンスではないかという懐疑的な見方が根強く残ったからだ。実像に近づこうとすればするほど、巨大な虚像の壁に突き当たる――それこそが最高権力者の纏うベールの真体なのかもしれない。