みりんと本みりんの決定的な違いとは?料理が劇的に変わるプロの真実
食卓の味を左右するこれら3つの調味料について、成分、製法、税制上の位置づけを客観的な数値データで比較検証します。
本みりんの原材料と伝統製法は、蒸したもち米と米麹にアルコール分(醸造アルコールまたは本格焼酎)を仕込み、約40日から60日かけてじっくり糖化・熟成させる点にあります。米麹の酵素がもち米のデンプンをブドウ糖やオリゴ糖へと分解し、タンパク質をアミノ酸へ変えるため、人工的には作れない複雑で分厚い甘みと旨みが生まれます。
対照的に、発酵調味料(みりんタイプ)の特徴は、アルコールを含みながらも製造段階で食塩を2〜3%加えている点です。塩を加えることで「人がそのまま飲むことができない液体(不可飲処置)」と法的に定義され、酒税が免除されます。結果として価格を抑えられますが、料理レシピ通りの醤油や塩をそのまま加えると料理全体の塩分過多を引き起こすため、味付けの緻密な引き算が欠かせません。