20代の7割が歯周病?手遅れになる前に知るべき初期サインと真実

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20代の歯周病で特に臨床医が警戒するのが、かつて「若年性歯周病」あるいは「侵襲性歯周炎」と呼ばれていた急速進行型の病態(国際分類では広汎型・限局型歯周炎のグレードC急速進行型に分類)です。

通常、歯周病は何十年もかけて緩やかに進行しますが、若年性歯周病の特徴は一般的な加齢に伴う歯周炎の3倍から5倍のスピードで歯槽骨が溶けていく点にあります。目立ったプラークの付着が少なく、一見すると歯磨きが行き届いているように見えるにもかかわらず、局所的に骨が急速に失われていくのが不気味な特徴です。前歯が急に前方へ突き出てきたり、奥歯で硬いものが噛めなくなったりして受診したときには、すでに抜歯寸前まで骨が溶けている例が実在します。

この侵襲性歯周炎原因としては、特異的な強毒性細菌(アグリゲティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌やポルフィロモナス・ジンジバリス菌)の早期感染に加え、好中球の機能異常など遺伝的な免疫応答の偏りが深く関与しています。「家族や親族に若い頃から入れ歯になった人がいる」という家系的な傾向がある場合、一般的な歯周炎とは比較にならないスピードで悪化するため、20代前半であっても専門医による精密検査が急務となります。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。