佐藤蛾次郎の死因と現在の真実|源公が遺した家族愛と名物カレー秘話
俳優業と並行して、佐藤蛾次郎さんが情熱を注いでいたのが料理の世界でした。東京・銀座で経営していたカラオケパブ&ダイニング「蛾次ママ(がじまま)」は、映画人や著名人、そして熱心なファンが集う憩いの場として長年愛されました。
同店の看板メニューだったのが、トロトロになるまで煮込まれた牛すじと独自のスパイス配合が自慢の「蛾次郎カレー」です。この絶品カレーのルーツは、『男はつらいよ』の撮影現場にありました。ロケ先でスタッフやキャストの体調を気遣った蛾次郎さんが、大鍋で特製カレーを作って振る舞ったところ、渥美清さんが「蛾次郎、これは本当にうまいな!」と大絶賛したことが誕生のきっかけです。
「寅さんカレー」とも呼ばれたその味は、メディアやグルメ番組でも度々取り上げられ、レトルト商品化や百貨店の物産展への出店など、昭和の下町文化を象徴する名物グルメとして多くの人々の舌を唸らせました。