ポケモン原案「カプセルモンスター」改名の真相と幻の没モンスター
「モンスターをカプセルに入れて持ち歩く」という発想の源流をたどると、昭和の特撮カルチャーに行き着きます。田尻智氏は少年時代に熱狂した特撮番組『ウルトラセブン』に登場する「カプセル怪獣(ミクラス、ウインダム、アギラ)」から強いインスピレーションを受けたことを公言しています。
主人公のモロボシ・ダンが変身できない緊急時に、小瓶のようなカプセルを投げると巨大怪獣が出現して味方として戦う設定。このギミックに、当時駄菓子屋の店頭で大流行していた「ガチャガチャ(カプセルトイ)」のコレクション性を融合させたことこそが、ポケモンの「集める・育てる・戦わせる・交換する」という4大要素の骨格となりました。
単なる模倣にとどまらず、プレイヤー自身がモンスターの育成者となり愛着を持てるゲームシステムへと昇華させた点に、ゲームフリークの卓越したクリエイティビティが存在します。