都市の巨大建築からオフィス空間まで——2026年、木造技術とバイオフィリアが解き放つ「日本再生」の最前線
都市部での需要爆発を支える背景には、日本の林業現場で進む急速なデジタル変革(DX)が存在する。長年にわたり後継者不足や採算性の低下に悩まされてきた過疎地域の山林が、最新のテクノロジーによって息を吹き返しているのだ。
レーザー搭載ドローンによる全山林の3Dデータ化、AIを用いた最適な間伐時期の自動診断、さらには自律走行型の高性能林業機械による伐採・集材の自動化が進む。山奥で収穫された木材は、ブロックチェーン技術によって産地から加工経路、炭素固定量までが厳格にトラッキングされる仕組みが構築された。かつて「過酷で稼げない」とされた日本の林業は、高付加価値な環境資源産業として若い世代の就業者を呼び込み始めている。