点字ブロックはユニバーサルデザインか?違いと矛盾の真相を徹底検証
都市計画や建築基準において混同されがちな「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」ですが、その発想の起点と対象範囲は根本から異なります。
バリアフリーは、すでに作られた社会環境の中に存在する「障壁(段差、階段、視覚情報のみの案内など)」を、特定の後付け設備によって除去・緩和するアプローチです。一方のユニバーサルデザインは、計画の初期段階から「障害の有無、年齢、性別、国籍を問わず最初から全員が使いやすい環境を設計する」という思想を指します。
正式名称を「視覚障害者誘導用ブロック」と呼ぶ点字ブロックは、進行方向を示す線状の「誘導ブロック」と、危険箇所や分岐点を示す点状の「警告ブロック」の2種類で構成されます。文字の点字が書かれているわけではなく、足裏の触覚情報を頼りに移動するための純粋なバリアフリー専用ツールです。