未支給年金はいくらもらえる?計算方法と遺族優先順位の落とし穴
Q1:月の初日(1日)に亡くなった場合でも、その月の年金は全額もらえるのですか?
A1:はい、全額受給できます。公的年金法規には日割り計算の概念が存在しません。1日であっても月末であっても、「死亡した日の属する月」の年金は1ヶ月分の満額が全額支給されます。
Q2:故人の年金受取口座を解約せずに放置していれば、自動的に振り込まれますか?
A2:自動的には振り込まれません。死亡情報が金融機関や日本年金機構に届いた時点で口座は凍結され、支給も差し止められます。未支給分を受け取るには、必ず要件を満たす遺族が「未支給年金請求書」を提出し、遺族自身の口座を指定して請求を行う必要があります。
Q3:亡くなった親に多額の借金があり「相続放棄」を検討しています。未支給年金を請求すると放棄できなくなりますか?
A3:相続放棄を行っても、問題なく未支給年金を請求・受領できます。最高裁の判例により、未支給年金は民法上の相続財産ではなく「遺族固有の権利」と定められているため、受け取っても相続の承認(単純承認)には該当しません。
Q4:未支給年金を請求してから、実際に指定口座へお金が振り込まれるまでどのくらいかかりますか?
A4:書類を年金事務所に提出してから、実際の振込までは通常2ヶ月〜3ヶ月程度かかります。振込の約1〜2週間前に、日本年金機構から「未支給年金・保険給付決定通知書」が自宅に届き、振込予定日と確定金額が通知されます。